TOEICで800点付近から伸び悩みはじめた…どうしよう…
このような方向けの記事となっています。
この記事では
TOEIC800点付近で伸び悩んでいる人が現状打破するヒント5選
を徹底解説します。
この記事を読むことで、800点を超えることが可能となるのはもちろん、850点,900点も到達可能です。
実は800点を超えるスコアを取得する為には、勉強方法・解き方を改めて見直す必要があります。
私も850点前後で3ヶ月足踏み状態だったので、辛い期間でした…
しかし、最終的にはこの停滞期間を乗り越えてTOEICで900点を超えるスコアを取得しました。
935点を取得するテスト前までの最高スコアは860点でしたので一気に95点伸びました。
勉強したのにTOEICのスコアが現状維持・低下するのは中々しんどい期間です。
しかし、800点の壁を越えることが出来れば、900点まであと少しです。
本記事を読んで、諦めずに粘り強く勉強しましょう。
結論にはなりますが、800点の壁を越えるための5つのヒントを下記に示します。
- リーディングを最後まで解かない
- TOEICの点数は運にも左右される
- 問題集の繰り返し勉強に時間を割く
- 単語帳を900点レベルのモノにレベルアップする
- 弱点はどこなのかを把握する
この5つを理解すれば限りなく800点の壁を打破することに繋がります。
では、本編に入ります。どうぞ!
1.リーディングを最後まで解かない
900点を超える人は膨大なリーディングを解ききるんじゃないの?
結論から言うと、「リーディングは最後まで解ききらなくても、800点や900点を超えるスコアを取得する事は可能」です。
なぜなら「時間をかけて解ける箇所の正答率を上げるべきだから」です。
本当に英語が出来る方では無い限り、TOEICのリーディング100問を解ききることは不可能です。
そのため、時間がかかる問題、分からない問題は飛ばすという決断も必要です。
飛ばしても大きな問題にならない理由を説明します。
適当にマークしても25%の確率で当たるから
TOEICのリーディングの満点は495点ですので、1問当たりのスコアは5点となります。
900点を目標にするとリスニング450点、リーディング450点を取得すれば良いです。
最悪リーディングは10問マークしなくても450点は取れる計算なので、十分目標スコアを達成出来ます。
また、適当に10問マークしたとしても、リーディングは4択ですので、25%の確率で正解します。
何も考えなくても平均的に2問か3問は正答している扱いになります。
935点を取得した時はリーディングの最後の5問は適当にマークしたよ!
全問題の得点配分が同じだから
TOEICのリーディングの得点配分は下記の通りになっていると言われています。
バークレーハウス語学センター
大学入学試験と異なり、「1問当たりの配点が同じ」です。
つまり、1問当たりにかかる負担の大きいPart7は捨てると決めるのがおすすめです。
下記の表を参考にして下さい。
目標スコア | 適当にマークしても良いリーディング問題数 |
---|---|
800 | 10 |
820 | 9 |
840 | 8 |
860 | 7 |
880 | 6 |
900 | 5 |
先ほどの理由から、10問捨てても2,3問は当たります。
スピードよりも質を意識して解ききることがTOEICで好スコアを出す秘訣です。
Part7を捨てることで、かなりの時間が削減でき、他のセクションで高い正答率を出すことが可能です。
2.TOEICの点数は運にも左右される
想像以上に「TOEICスコアは運に左右される」ことを理解する必要があります。
±30点はあり得る点数の誤差だと考えるのが良いでしょう。
私もTOEICで935点を取得した直近のスコアが860,865,935でしたので、突然スコアが上がった経験があります。
得点が下がったり、伸び悩んだりしても、運が影響していると割り切りましょう!
そのため、今回スコアが達成出来なかった原因は「単に運が悪かった」という可能性も高いです。
何度も繰り返し受験し続けることで、運が良いときに目標スコアを達成しましょう。
なぜTOEICが運に大きく左右されるのかを解説します。
マークシートテストによる影響
TOEICの点数は25%以上は運に支えられています。
リスニングですと3択~4択、リーディングは4択ですので、適当にマークしても250点は取得可能です。
逆に分からない問題でも25%は正解するという前提で話をすすめます。
目標特典が900点だった場合、確実に正解すべき問題数は174問です。
ぶっちゃけた話、900点を取得する人でも26問は適当にマークしています。
それでも900点は得点率だけ見れば取得可能です。
しかも、問題を3択や2択まで絞ることが出来れば、確実に正解すべき問題数は更に減ります。
以下の表にそれぞれの目標点数で適当にマークしても良い問題数を示します。
なお、1問5点で適当にマークしたものは25%の確率で当たると考えました。
目標スコア | 適当にマークしても良い問題数 |
---|---|
800 | 53 |
820 | 48 |
840 | 42 |
860 | 37 |
880 | 32 |
900 | 26 |
そう考えると800点は平均的に147問は確実に正答すれば800点取得できる確率が最も高いです。
しかし、この53問の内25%で当たればという条件付きなので、そこは運に左右されます。
運がない人はこの適当にマークした箇所の正答率が25%よりも引くいため、実力があっても取れない点数となります…
リスニングの座席による影響
リスニングは座席の位置にも左右されます。音源からの座席の位置が近ければ近いほど、音がクリアに聞こえるため、有利です。
例えば、以下のような机の位置を仮定します。
音源に近い赤色の席と音源から遠い赤色の席だとどちらが有利でしょうか?
確実に前の方が聞き取りやすいため、リスニングの実力は発揮しやすいです。
受験場所によってはスピーカーが部屋全体にあり、座席位置が関係ない場合もありますが、受験場所も座席も基本的には選べないため、運に左右されます。
3.問題集の繰り返し勉強に時間を割く
新しい問題集に手を出しすぎていませんか?
小手先のテクニックではなく、勉強方法を全体的に見直してみるのもおすすめです。
新しい問題集に手を出し過ぎている場合は何周もやりこむことを考えましょう。
あなたの得点は問題を解いた時ではなく、問題の傾向を覚えたときに上がります。具体的な勉強方法は下記ページで紹介しています。
繰り返し勉強の簡単な解説
繰り返し勉強方法の簡単な紹介をします。
用いる教材は実践問題集や公式問題集がおすすめです。具体的には以下2つの教材が良質でおすすめです。
「TOEIC(R) L&Rテスト精選模試【総合】」は若干価格が高いですが、本番に極めて近い模試の内容になっています。
また、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は公式が出版しており、何度も時直すのが良いでしょう。
また、現在持っている教材がある方は5回は繰り返しましょう。目安は解答と解説を覚えてしまう程度です。
900点を目指す人は20回分のテストを5周することが目標達成の目安です。
4.単語帳を900点レベルのモノにレベルアップする
800点前後の人は単語帳は1冊しっかりとやってきた方が多いのではないでしょうか?
このレベルまでは最も有名な単語帳「金のフレーズ」で勉強するのが最も効率が良いです。
一方で900点に近いスコアを出すためには、より多くの単語を知る必要があります。
800点を超えるために必要な単語数とおすすめ教材
レアジョブ英会話の記事によると、TOEICで700~900点で必要な単語数は以下の通りです。
レアジョブ英会話 English Lab
TOEICスコア 必要単語数 700点 7000単語 800点 8000単語 900点 10000単語
この表を見ても分かるように800点と900点の間の必要単語数には大きな開きがあります。
そのため、この壁を打破するには多くの時間と2000単語程度収録している単語帳が必要です。
実際に800点の壁を突破するためにおすすめの単語帳は「キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE 990」です。
キクタンは900点取得のために必要な単語が収録されています。
下記のサンプルページのように左ページに単語、右ページにフレーズとセンテンスが掲載されています。
【Amazon】キクタンTOEIC L&Rテスト SCORE990 サンプル画像
単語帳を使用する上で選ぶべきポイントは2つあります。
- 復習しやすいページ設計になっているか
- 音源がついているか
このキクタンは左ページに単語がまとまっており、覚えた単語は右ページを見る必要はありません。
そのため、目を右左に動かす必要が無いため、非常に勉強しやすいです。
さらに、分からない単語や覚えづらい単語は右ページを眺めることで効率よく覚えられます。
フレーズ・センテンスを見て実際の使い方に触れることで難単語の覚えが非常に良くなります。
また、キクタンという名前だけあり、音源は非常に充実しています。
単語・フレーズ・センテンスを順に辿る形式ですので、聞き流しにも効果的です。
単語帳の使い方は下記の記事が参考になりますので、見てみてください。
5.弱点はどこなのかを把握する
今まで受験したテスト結果を見返して、徹底的に対策しましょう!
テストのアビメ(それぞれのPartの得点率)をないがしろにしていませんか?
苦手箇所を確認することで、今後の勉強の方法を組み立てることが可能です。
また、下記が弱点(8割以下の得点率)だった場合はすぐ800点の壁を突破できるので、勉強時間を集中させましょう。
- Part1(写真問題)
- Part5・Part6(文法問題)
では、順番に解説していきます。
Part1(写真問題)
リスニングパートの中で最も得点が上がりやすいのがPart1です。
写真問題は他のパート以上に単語を知っているかどうかが重要です。
その理由は文章で理解できなくても、名詞と動詞が分かればそこから答えが導き出せるパートだからです。
単語帳を覚える際に音源を聞くことで対策が可能です。
また、回によっては奇問が出る場合もあるので、一概に10割を目指すのは困難です。
しかし、単語帳を覚えるだけで高い得点率を確保できるこのパートは5問・6問は正解しておきたいところです。
なお、Part1写真描写のリスニング対策の参考書が出ていますが、基本的にはおすすめしません。
たった6問のために参考書1冊をやりこむのは時間とお金の無駄です。
それよりも実践問題集や単語帳に時間をかけることで効率よくスコアを伸ばしましょう。
Part5・Part6(文法問題)
最も伸びる余地のあるパートが文法問題です。
ここで8割以上ない人は確実に損をしています。
文法問題でおすすめな参考書は「でる1000問」です。
もうすでに本書に取り組んでいるものの、8割取れていない人は、やりこみが足りません。
他の文法の参考書でも全然問題ないですが、8割取れていない人は持っている教材を使いこみましょう。
単語帳とは違って基本的には1冊で事足りるので、周回することがおすすめです。
文法は一度得点が安定するとその先も高い得点率を維持できます。
しっかりとやりこむことで、9割~10割を目指しましょう。
必ずあなたの得点源になるはずです。
まとめ:伸び悩んでいる原因を把握して800点台の壁を越えよう!
いかがだったでしょうか?
TOEICのスコアが伸び悩んでいるときほど、5つのヒントを参考に勉強方法やテストの受け方を考え直しましょう!
では、以下に本記事のまとめを載せておきます。
- リーディングを最後まで解かない
- TOEICの点数は運にも左右される
- 問題集の繰り返し勉強に時間を割く
- 単語帳を900点レベルのモノにする
- 弱点はどこなのかを把握する
この5つのヒントを参考にすることで、目標達成出来るはずです。
TOEICのより詳しい勉強方法が気になる人は下記の記事も参考にしてみて下さい。
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