この記事は以下のような人におすすめです。
- 周りがTOEIC受け始めたけど、TOEICってどんなテスト?
- TOEICを受けるとどんないいことがあるの?
- そもそも、どうやって受験したらいいの?
TOEICを過去7回受験し、受験者上位3%の得点を取得した私が基礎の基礎から教えます!
※今回の記事は「TOEIC L&R」 についてです。TOEICの話題の98%このテスト形式です。
まず、TOEICの最低限知ってくべき3つのポイントは以下の通りです。
1.基本情報について | ・英語のテストでリスニングとリーディングが試験範囲 ・990点満点で、リスニング495点満点、リーディング495点満点 |
2.受験の主な目的 | ・大学生は就職活動のアピール、院試験のため ・社会人は昇進のため |
3.受験方法 | ・TOEICのHPから申込可能。 →大学生は生協・社会人は会社の割引価格で申込める ・費用は7,810円(2024年5月情報) ・受験場所は近くの大学が指定される事が多い |
これらを覚えておけば会話に乗り遅れる事はないでしょう。
では、本編で詳しく3ポイントについて解説していきます。
TOEICの基本的な情報について
はじめに、TOEICの基本情報についてご紹介します。
どんなテストなのか
TOEICは「Test of English for International Communication」の略でETS「Educational Testing Service」が運営しているビジネス英語に関するテストです。
満点は990点で、リーディングの満点が495点、リスニングの満点が495点となっています。
また、テストはリスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)の2セクション。
試験時間は合計約2時間で200問に答えるマークシート方式になります。
また、TOEICには有効期限が存在します。
2023年までは特に有効期限の設定はありませんでしたが、2024年に2年間と設定されました。
TOEICのHPの情報を下記に示します。
TOEIC 公式ホームページ
公式HPには2年間と記載がありますが、エントリーシートでも取得年月を特記として記入すれば、
評価するのは企業であるため、特にトラブルは起こらないでしょう。
これらの内容を以下の表にまとめました。
リスニング | リーディング | |
配点 | 495点(スコアは5点刻み) | 495点(スコアは5点刻み) |
(2セクション合わせて)990点満点 | ||
問題数 | 100問 | 100問 |
回答時間 | 約45分間 | 75分間 |
回答方式 | マークシート方式 | |
有効期限 | 2年間 |
また、英検やIELTS, TOEFLなど他の英語試験と比べると難易度は易しく、
共通試験やセンター試験と同程度の難易度になります。
その代わりに回答時間に対して問題数が多いため、スピードを求められる試験です。
これらがTOEICの基本情報です。しっかりと覚えておきましょう。
何点以上を目指すべきなのか
TOEICの受験者が目指すべきスコアは990点満点中の700点以上です。
その理由は、就活・転職で履歴書に書くと好印象がもたれて、内定を得やすくなるからです。
また、多くの企業が管理職登用や昇進の基準でが700点を定めています。
下記の図をご覧下さい。
TOEIC Program DAA2023 Ⅰ-3 TOTAL SCORE 分布
これはTOEICの全受験者のスコアがどのように分布しているかを示したグラフです。
ちなみに2022年度の平均スコアは608点です。
700点の人は全体の上位33.1%に当たる計算になります。
まずは、この段階を最初の目標にすると良いでしょう。
TOEIC受験の主な目的
TOEIC受験の目的3選
TOEIC受験の目的は3つあります。
「就職活動・国内の大学院試験・会社の昇進」です。
この3つ以外でTOEICを受けることは個人的にはおすすめしません。
というのも、英語で最も重要なスキルであるスピーキング試験が含まれていないからです。
テスト英語ですので、本当に英語力を伸ばしたい方は他の勉強方法やテストをおすすめします。
IELTSやTOEFL,オンライン英会話の利用も考えてみて下さい。
また、国内の大学院試験や会社の昇進に関しては、大学や会社の資料を受験前に読んで下さい。
目標スコアが決まると思います。
就職活動はTOEICで乗り切ろう
人生の中で最もTOEICが力を発揮するのが「就職活動」です。
スコア毎に企業からの印象を下記にまとめました。
大学の友人と比較して感じた印象ベースにはなりますが、ほぼ現実と相違は無いと思います。
スコア | 企業からの評価 |
600点以下 | 書かない方が良い |
600~695点 | 書いても書かなくてもよい |
700~795点 | エントリーシートが通りやすくなる |
800~895点 | 面接官が嬉しそうにTOEICについて質問してくれる |
900点以上 | TOEICのガクチカのみで内定率大 |
私と大学の友人はTOEIC900点台を取得し、大学時代は5~10社から内定を頂く事が出来ました。
私たちの内定率は90%を超えていました。(理系だったと言うのもありますが。。。)
個人的に面接に自信のない大学生はTOEIC800点を目指すべきだと思います。
TOEICに関する話題に移った際の面接官の方の表情で雰囲気が必ず和みます。
受験方法
受験方法の流れは以下のようになります。
基本的にはこの4ステップで流れです。
それぞれに順番に説明します。
1.申し込み
まずは、公式ホームページで必要事項を入力して、申し込みを行います。
https://www.iibc-global.org/toeic/test/lr/guide01.html
ここでの注意点は「TOEIC Listening & Reading公開テスト」を選択する事です。
【公式】TOEIC テスト申し込み HP
間違えてもその他の試験を選ばないようにしましょう。
費用は7,810円(2024年5月情報)です。
大学生や社会人は団体割引で申し込みもありますので、所属組織に確認してみてください。
(私が大学生の頃は生協からの申し込みで500円程度安くなりました。)
団体申し込みは基本的には、Listeing & Reading の試験を募集している事が多いため、特に注意せず受験を進めて良いと思います。
不安な場合は「Listeing & Readingですか?」と担当者に聴いてみることをおすすめします。
2.準備
始めて受験する方はまずは700点を目指した準備を行いましょう。
以下の記事に700点までの具体的な勉強方法を記載しておりますので、参考にしてみて下さい。
この記事の内容をざっくり要約すると以下の通りです。
3つの教材をとにかくやりこむ
- 出る単特急金のフレーズ(金フレ)
- 文法問題でる1000問(出る1000)
- 究極の模試600問+ (究極の模試)
3つの教材を周回する事で効率よく700点は目指すことが出来るので、ぜひ試して見て下さい!
3.試験
本番の試験での持ち物は以下の4つです。
- 証明写真付きの受験票
- 本人確認資料
- 筆記用具
- 腕時計
本人確認資料でよく使われる書類は以下の通りです。
- 運転免許証
- 学生証/学生手帳/生徒手帳(デジタル学生証も可)
- パスポート(パスポートは海外発行も可)
- マイナンバーカード(個人番号カード)
筆記用具は
- 鉛筆
- シャープペンシル
- 消しゴム
が認められています。
腕時計はストップウォッチや置き時計・ウェラブル端末は認められていないので注意しましょう。
会場に掛け時計が無い場合、腕時計がないと時間配分が分からなくなるので、絶対に忘れないようにしてください(体験済)
その他の注意点としては「トイレに行っておく」ことです。
テストの時間は以下のようになっています。
午前実施 | 午後実施 | |
---|---|---|
受付 | 9:25~9:55 | 14:05~14:35 |
試験の説明・音テスト | 9:55~10:20 | 14:35~15:00 |
試験開始~試験終了 | 10:20~12:20 | 15:00~17:00 |
問題用紙・解答用紙の回収 | 12:20~12:35 | 17:00~17:15 |
解散 | 12:35(予定) | 17:15(予定) |
拘束時間は「2時間40分」です。
行っていないと、テスト終わりには尿意と戦うことになりますよ。
リーディング75分の間にトイレに行くことは出来ますが、行った場合スコアは大幅に落ちます。
そもそも、TOEICは時間との闘いなので、トイレに行ったら解ききることはほぼ不可能です。
テストの受験費用も高額なので、しっかりと準備をして本番に臨みましょう。
4.結果
テスト結果はネットで速報を確認出来ます。
受験後は約17日後に登録したメールアドレス宛にテスト結果がきたことを示す内容のメールが来ます。
その中のリンクを確認すれば、オンライン上でテストスコアを確認出来ます。
また、公式認定書の送付は受験後30日以内となっています。
正式に企業や大学に提出する紙媒体の証明書が提出した顔写真付きで送付されます。
自分の苦手分野や得意分野のアドバイスも書かれているので、しっかり次回に向けて対策しましょう。
まとめ
以上でTOEICの基本事項に関する紹介は終わりです。
最後に繰り返しにはなりますが、この記事の内容のまとめを下記に示します。
1.基本情報について | ・英語のテストでリスニングとリーディングが試験範囲 ・990点満点で、リスニング495点満点、リーディング495点満点 |
2.受験の主な目的 | ・大学生は就職活動のアピール、院試験のため ・社会人は管理職の登用のため |
3.受験方法 | ・TOEICのHPから申込可能。 →大学生は生協・社会人は会社の割引価格で申込める ・費用は7,810円(2024年5月情報) ・受験場所は近くの大学が指定される事が多い |
TOEICは社会で評価されやすいテストです。
ぜひ、みなさんがチャレンジして、目標を達成出来ることを願っています。
また、TOEICの勉強に有効な勉強方法に関する記事も書いているので読んでみて下さい。
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