- IELTSに申し込んだけど、スピーキングの対策方法が分からない
- 何度もIELTSを受験しているけど、スピーキングのスコアが上がらない
上記のような悩みを抱えていませんか?
実はスピーキングのスコアは留学無しでも、正しく、基本に忠実な勉強法で学習することで
7.0以上のスコアを取得する事ができます。
なぜなら、IELTSのスピーキング試験は小手先の暗記テクニックが通用しないものの、
基本的な英会話力を固めることに時間をかければ、自然とスコアが伸びていくからです。
私もIELTS受験前は留学経験がなく、スピーキングに苦手意識がありました。
しかし、本記事に記載してある勉強法を継続することで、スピーキングスコア7.0を取得しました。
本記事はIELTSのスピーキング試験未経験の私が7.0に到達の為に行った勉強の中でも
効率の良かった勉強法をピックアップしてお伝えします。
この記事を読むと、IELTSのスピーキングスコア7.0を取得する勉強方法が分かります。
結論としてはオンライン英会話と対策本「IELTSスピーキング完全対策」を利用することです。
注意点はスコアアップまでに時間がかかることです。
効果が出るまでに少なくとも3ヶ月は必要です。
以上を念頭においた上で、記事を読み進めて頂けると幸いです。
では、どうぞ!
IELTSのスピーキングで高得点をとる方法
まず、IELTSで最も需要なことは、「本物の英語に慣れる」ことです。
なぜなら、IELTSは真の英語力が求められる正統派試験だからです。
具体的には他のセクションを見ても分かるように
日本人向け学習代表格の文法問題や語彙問題が全く出題されません。
純粋にIELTSは読む、聞く、話す、書く。 この4技能を実践レベルで試される試験です。
日本人向けテスト代表格のTOEICのHPに以下のようなレポートがありました。
The percentages of test takers who had previously taken the TOEIC® test varied widely across countries, from lows of 7% in Lebanon, 10% in Poland, and 10% in Egypt, to highs of 76% in Japan and 74% in Korea.
2022 Report on Test Takers Worldwide -ETS TOEIC HP-
日本語訳かつ要約かつ意訳すると、「TOEIC2回以上受けたことある人は、日本と韓国は70%以上だけど、他の国はそうでもないよ」という感じの訳になります。
一方、留学支援を行っているサイトによると
TOEFLとIELTSが世界標準のテストで、教育機関の進学に必須だと記載されています。
海外の大学や大学院に進学を目指す場合の各英語資格は以下のような基準となっています。
- Minimum IELTS6.0
- TOEFL iBT score more than 80
その他にケンブリッジ英検や国際バカロレアなどの成績でも通用しますが、英検、TOEICはほぼ不可。
留学ネット HP
このようにIELTSは国内だけではなく世界レベルで使用されているテストであり、
求められるレベルが非常に高いです。小手先のテクニック(暗記)は通用しません。。。
そのため、じっくりと正しい正攻法で時間をかけてスコアアップを目指しましょう。
オンライン英会話の利用
そこで、真のスピーキング力を向上させるために必須なのが「オンライン英会話」です。
日本人学習者は圧倒的に英語を話す量が足りていません。
つまり、会話する機会が頻繁にあれば、IELTSのスピーキングで7.0をとることは難しくありません。
以下の資料に面白い研究結果があります。
留学前後の英語力分析による今後の英語指導の検討/ 牟田 美信
3か月留学した学生が、留学前後にスピーキングテストを受けた結果です。
結果は、各評価基準全てにおいて留学前後でスコアが同じ、もしくは向上していることが示されています。
留学で学ぶことが出来ることは知識だけでなく、英語独特の間や抑揚、自信を持った話し方です。
これら全てIELTSのスピーキングに必要なスキルです。
しかし、留学をしなくても1日50分だけ、英会話をすると決めておけば、留学と同等の効果が得られます。私自身も留学なしでオンライン英会話を続けて7.0を取得することが出来ました。
また、その際に使用していたサービスがDMM英会話です。
自分のお気に入りの英会話サービスがあればそちらを継続していただいても問題ございません。
以下は具体的なDMM英会話の使用法です。
IELTSスピーキングスコア向上に特化したDMM英会話の利用方法
結論からお話しすると、「IELTSスピーキング対策/模擬テスト」の周回,
「Daily News」「発音」「TOEFL Speaking Actual Test」を使用しましょう。
また、おすすめは1日2回コース(50分)です。
DMM英会話はサービスが豊富な分、どのサービスがIELTSのスピーキングに効果的か難しいです。
私はDMM英会話を約430時間(1年半)使用し、IELTSのスピーキング対策はこの組み合わせが最も効果的だと確信しています。
具体的な勉強方法を以下に記載します。
1日当たり25分×2レッスンで契約している場合について解説します。
上記の図のように基本的に学習を進めればよいです。
では、それぞれの時間の使い方や教材の選び方の詳細を説明します。
前半レッスンの使い方
まず、前半の25分はIELTSスピーキング対策の中の「模擬テスト」を使用してください。
IELTSスピーキング対策の中の模擬テスト以外のレッスンはテストに直結はしない為、使用を控えることをおすすめします。
この模擬テストで本番に極めて近い形のレッスンを受けることが出来ます。
また、テストまでに少なくとも3回は周回することをおすすめします。
その理由は、ある程度の面接官からの問いに対して自分の意見を持つことが出来るからです。
周回するのは大変かもしれませんが、根気強く学習することが大きな力になります。
後半レッスンの使い方
次に、後半の25分はDaily News ,発音 ,TOEFL Speaking Actual Testの
3つの中から選んで学習しましょう。
学習初期はDaily Newsがおすすめです。
英会話そのものに慣れることが出来ます。
注意点はレッスン初めの単語発音チェックは講師にお願いしてスキップしてもらうことです。
1人でできることをわざわざお金を払って行う必要はありません。
それよりも、Daily News教材の後半セクション(Discussion)で講師との会話を楽しんでください。
発音は講師の方から指摘を受けた際に使用しましょう。
レッスンを受けていると、必ず汚い発音の指摘を講師の方がしてくれます。
(私の場合はthの発音でした。。。)
その際は、ほったらかしにせず、発音の指摘を受けたレッスンを受講して本番までに克服しましょう。
テスト1か月前はTOEFL Speaking Actual Testを利用しましょう。
TOEFLの教材は非常に質が高く、IELTSとは違った難しさがあります。
特に問題を正確に把握して答える問題が多いです。
実際のIELTSでもこの能力は必須で、面接官の英語を正確に聞き取って回答しなければいけません。
以上の勉強法を実践することで、
スピーキングスコアはもちろんのこと、実際の英会話の能力は劇的に向上します。
対策本「IELTSスピーキング完全対策」の利用
IELTSのスピーキング対策で重要な事は「本番に何を話すか」を決めておくことです。
しかし、オンライン英会話のみではその能力を身につける事は難しいです。
なぜなら、DMM英会話の講師の方はIELTSについて知らない人がほとんどだからです。
評価基準については知識がありませんし、IELTSスピーキングの適切な回答を教えてはくれません。
そのため、オンライン英会話と同時並行で、IELTSで話すべき内容を学ぶ必要があります。
その際にお薦めの教材が「IELTS スピーキング完全対策」です。
本書の良い点はIELTSスピーキング試験の定型質問をほぼ100%カバーしている事です。
2点の使用法を実践してみて下さい。
1点目は音読です。
最も簡単で自然と英語表現が出てくる勉強方法は音読だと思います。
実際に口を動かしてみることで、オンライン英会話で自然と特定の言葉が出てくるようになります。
2点目は聞き流しです。
本書には音源が付属しています。
通勤中、家事中、お風呂の中等で意味を考えながら聞き流すことで、脳に染みついていきます。
英語学習をしていない時間を、どのように勉強時間に変えるかがスコアに直結します。
注意点は内容が難易度が高いため、暗記をしようとしないことです。
このレベルがぱっと出てくる方は対策しなくても7.5~8.0のレベルは取れると思います。
時間を無駄にしないためにも、他のセクションやオンライン英会話に集中しましょう。
まとめ:オンライン英会話と教材を上手く使えばIELTSのスピーキングで高得点が取れる!
紹介した勉強法を実践すれば、3か月でスピーキングのスコアが向上するはずです。
最後に、今回の内容をおさらいしましょう。
繰り返しにはなりますが、最も重要な項目は「オンライン英会話」を軸に勉強することです。
オンライン英会話で得た内容はスピーキングの各評価(発音、流暢さ、聞き取り力等)
すべてに良い影響を及ぼします。
私はIELTS,英検,TOEIC全ての試験で高得点を取得しましたが、IELTSのスピーキングこそが自分の英語の力を最も上げた試験だと確信しています。
小手先ではなく、本物の英語力をここで身につけておきましょう!
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